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舩橋 達; 伊藤 雄而*; 吉沢 英樹*
日本物理学会誌, 46(12), p.1003 - 1006, 1991/00
JRR-3改造炉は、昨年11月に竣工し新世代研究用原子炉JRR-3Mとして新しく利用を開始した。ここには、中性子小角散乱装置3台、中性子粉末回折装置2台、4軸回折計1台、中性子カメラ2台、トポグラフ光学装置1台からなるエネルギー積分型回折装置群と、3軸分光器7台、特殊偏極装置2台からなるエネルギー分析型分光器群と干渉計2台、開発用装置1台からなる特殊目的装置群が設置または計画されており、これらは最終的に約20台に達する。これら装置によって、凝集系の広いエネルギーおよび運動量範囲の相関の測定が可能になり、物質科学の基礎研究、応用研究の広い利用に期待がかけられている。
舩橋 達
Physica B; Condensed Matter, 174, p.470 - 475, 1991/00
被引用回数:2 パーセンタイル:19.33(Physics, Condensed Matter)原研では、改造JRR-3が完成し1990年11月から利用運転を開始した。この炉は、熱出力20MWで、液体水素の冷中性子源を備えている。中性子線は、炉室内には7本の水平実験孔により、また実験利用棟には3本の冷中性子導管によって各種の実験装置に供給されている。合計約25台の装置が計画されており、主なものは三軸分光器8台、小角散乱装置2台、高分解能分末回折装置2台、ラジオグラフィー装置2台などである。全体の半数以上はすでに完成しており、残りも今後2年以内に設置される予定である。
柴田 薫; 高橋 伸明*; 川北 至信; 松浦 直人*; 富永 大輝*; 山田 武*
no journal, ,
J-PARCセンター、物質・生命科学実験施設に設置され1。6eV以下の高エネルギー分解能を実現したSi結晶アナライザー背面反射TOF型高エネルギー分解能分光器DNAは、「広帯域に亘るeV分解の非弾性散乱測定のためパルス整形チョッパーの複数スリットを利用した同時多重入射バンドを用いる測定方法」及び「現在Si111反射結晶アナライザ結晶を設置して共用実験Qmax=1.93に供されているが更に高い運動量移行量Qmax=3.8までeV分解能で測定を可能にするため、Si3111反射結晶アナライザの開発・テスト・増設作業」の2点について開発を行い他施設の同型の分光器にない性能を発揮して新たな研究成果を上げることが期待される。